2015年10月6日火曜日

日欧工作機械メーカー、北米市場で競争激化-欧州勢、活発な自動車・航空機に照準

 【ミラノ(イタリア)=六笠友和】日欧の工作機械メーカーによる競争が北米で激しさを増してきた。自動車や航空機分野の需要を求めて欧州勢が活発だ。ドイツのグローブは拡張した米国工場やメキシコ拠点を起点に車部品と航空機の双方を狙う。イタリアのコマウは欧州エアバスの米国工場に専用機などを供給したもよう。北米では、日系車関連向けを中心に日本勢が有利に進めてきた市場だけに、警戒する声が強まっている。
 2008年のリーマン・ショック以降、北米市場で欧州勢の勢いが目立つという。日本工作機械工業会の牧野二郎副会長(牧野フライス製作所社長)は、「欧州メーカーはいったん手を引いたが戻ってきた。極めて積極的に営業活動している」と指摘。このため「直接、間接的に影響を受けている」と、競争が厳しくなった現状を説明する。
 欧州勢の多くは自国からの輸出が多いが、米国で積極投資に出るメーカーもある。グローブは12―13年に米国工場を拡張し、北米の車需要への対応を進めた。車部品の加工ラインに強く、コマツNTC(富山県南砺市)などと競合する。
 放電加工機の「アジエシャルミー」や横型マシニングセンター(MC)の「ミクロン」など複数の有力ブランドを持つ、スイス大手のGFマシニングソリューションズは、同社日本法人によると北米の車・航空機向けが好調という。
 欧州勢の積極展開の背景にあるのは北米の車生産の増加と航空機産業の活発化。車各社のメキシコの新工場稼働が相次ぎ、航空機産業はエアバスが米国初の工場(アラバマ州モビール)を稼働させるなどの動きがある。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120151006bcai.html

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